産地レポート

2008年03月23日産地レポート(その他)

現地レポート2008年 浙江省龍遊地区 白首大根

弊社での今春の青首大根は、現在収穫を行っている厦門を始め崇明島、唐山にて栽培を行っています。今回の現地レポートでは、普段の青首大根から変わって白首大根の栽培状況を浙江省龍遊地区からお伝えさせていただきます。

075-02.jpg

龍遊地区では菜の花の栽培が盛んなため、花が満開となる3月下旬は1年中で最もきれいな時期になります。

075-03.jpg

ここ龍遊地区では、弊社崇明島基地よりも半月程遅れた3月1日から播種を開始しました。2月上旬に播種を行う場合には、トンネルマルチでの栽培が必要となりますが、気温は上がってくる3月からの播種では、通常のマルチ栽培でも抽台の危険性はありません。現在は初期に播種を行ったものが本葉5〜6枚程まで生育していました。
075-04.jpg

今回の調査では、大きな生育不良は見られませんでしたものの、一部に枯死しているものがみられました。
075-05.jpg

この枯死した株元を掘ってみるとケラ類に根が食害に遭ったため起こったようでした。今後根が肥大期に入ることから大きな問題は無いものと判断し、そのまま様子を見る様にいたしました。今後は次第に気温が高くなってくることから、大根に対して大きな被害をもたらす「キスジノミハムシ」などの害虫をしっかり防除することが大切になります。そのため、今後の防除計画について原料部スタッフと確認を行いました。

産地レポート

月別アーカイブ