産地レポート

2007年08月16日産地レポート(天津)

現地レポート2007年 唐山市大新庄地区青首大根

唐山市大新庄地区に位置する弊社大根基地では、他産地の崇明島、杭州地区と同様に年2回の栽培を行っています。今秋の青首大根の栽培では、7月27日から播種を開始し、8月14日までに306畝の播種が終了いたしました。
またこの基地では、白首大根の栽培も行っており今期は、7月30日〜8月16日の間に1969畝の播種が行われました。<br><br>白首大根の播種面積は青首大根の約6倍にもなり、たいへん多く1日に300畝近くの播種が行われた日もありました。

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白首大根圃場は左上写真のように1条畝で作られておりますが、青首大根は基本的に2条畝になっています。この白首大根を1条畝で栽培する習慣は、北方地方で良く見ることができ潅水時の問題や根の形に影響を与えるものとして取り入れられています。

今期一番早くに播種を行った7月27日撒きのものは現在本葉が5枚程になっていました。白首大根、青首大根とも発芽率が良く、現在まで順調に生育しています。

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播種時には、生育のバラツキが大きくなることから株間が狭すぎないように気をつける必要があります。弊社の基準では、株間23〜24cmを基準として設けていますが、一部の圃場では株間が狭く20cm以下になっている圃場も見られました。

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今回の圃場調査では、「アブラムシ」の飛来が多く確認されました。「アブラムシ」は、ウィルス病を媒介する原因となることから、早期の防除が必要になります。ウィルス病に感染した株は、葉色がまだらに変化し生育が著しく遅れてしまいます。この生育への影響は、感染時期が早ければ早いほど強いものとなります。

これらの「アブラムシ」に対して、早急の防除を行うように各圃場管理者、原料部の方々と確認を行いました。

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これからの栽培では、定期的に防除を行い上述した「アブラムシ」の付着や、その他「キスジノミハムシ」などの食害から苗を守ります。
現在の白首大根、青首大根を併せた面積は大変大きいものですが、上記の作業を含め全ての圃場で管理が行き届いているか原料部スタッフが各圃場を巡回し、定期的に確認を行っていきます。

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