産地レポート

今期の登油坊地区では6月下旬から収穫が始まり現在までに、180Tあまりの白菜が収穫されました。この現地レポートで皆様に度々お伝えしておりますが弊社の基地がある登油坊地区では、今期は非常に降雨量が少なく、近隣の圃場でも作物が枯れてしまっているところが見られています。
弊社の基地でも、生育に大きな問題は見られておりませんが、現在までの収穫量は計画よりも若干下回っています。
このような気候条件ですが、前回に引き続き順調な生育状況を保っている圃場の様子について皆様にお伝えさせていただきます

今月は3日から1日置きに3回雷を伴った雨が降っています。しかし、このような雨は短時間で止んでしまうことから水源を確保出来る程の降水量にはなっていないようです。

上述させていただきました通り、基地の位置する登油坊地区では乾燥状態が続いていますが、弊社圃場では、圃場に隣接した2つの井戸を構えていることから現在までのところ大きな問題は無く、必要なだけの潅水を行うことが出来ています。

白菜は、左写真の様な結球時期に特に水分を必要とすることから、圃場では水分が不足することが無いように3日に1度の潅水を行っています。
現在圃場内の白菜は、虫害の発生も見られておらず順調に生育していました。

潅水が十分に行われていない近隣圃場の作物は、左写真の様に土壌が乾燥しており、萎れているのが分かります。

今期の弊社圃場で6月25日〜28日に直播きを行った白菜は、現在結球が開始されています。現在の状況からこの白菜の収穫があと1ヶ月程で収穫を行うことが出来るものと思われます。この最後の白菜の収穫が終わる10月上旬以降は現在青島で育苗作業が行われている白菜の収穫が始まります。