産地レポート

2007年09月03日産地レポート(上海)

現地レポート2007年  上海市崇明島地区青首大根

弊社では、一年間を通して新鮮な製品をお届けするため時期ごとに大根の栽培に適した気候のもとに産地を移して栽培を行っております。
現在弊社の糖絞り製品は、北の産地の豊寧で収穫されたものを使用しており、豊寧での収穫が終わる9月下旬から唐山地区、そして11月上旬から今回お伝えさせていただく崇明島地区、杭州地区で収穫を行う計画を立てております。
今回は、11月上旬からの収穫を目標に9月1日から開始された播種の様子について皆様にお伝えさせていただきます。

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今期の崇明島地区では、8月31日〜9月14日までの15日間で80畝の播種を計画しています。崇明島では、土質の問題から雨が降ると土壌がぬかるみ作業が行えないことから計画通りに播種を行うことが難しい地区ですが、一定期間ごとに区切りを設け出来るだけ遅れないように播種を行います。

今期は、上述させていただきました天候の影響から1日遅れの9月1日から播種を開始し、調査日の3日までに10畝の播種が完了しました。

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大根に限らず、作物を栽培する上で非常に重要なことが水の管理です。特に大雨が降ったときに圃場内に水が長時間溜まってしまうと根が傷んでしまう恐れがあることから、排水溝の設置には十分の注意を払います。

 

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また、その他水による根痛みから株を守る働きの他、大根の根長を十分に確保するために、畝の高さと深耕も重要なポイントとなります。
写真は、長さ30cmのナイフを土中に挿した状態ですが圃場は深耕されており、大きな問題は無いようです。

 

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9月1日に播種を行ったところではまだ発芽が見られておりませんが、この時期は播種後3日〜4日程で発芽するものと思われます。
次回の崇明島からの現地レポートでは、発芽後の様子をお伝えさせていただきます。

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