産地レポート

2010年10月27日産地レポート(厦門)

現地レポート2010年 青首大根 厦門晋江基地

順調に厦門地区での栽培を進めてきましたが、10月17日頃に発生した台風13号はベトナム方向への進路予測でしたが10月20日頃から進路を大きく変え、産地は大きな被害を受けてしまいました。
原料部宋課長と晋江の大根基地を回り、台風の被害状況を視察した結果を報告いたします。

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10月23日から晋江基地が暴風雨に遭遇した。約2日間の台風で排水口も排水しきれずに畦の上まで冠水した所は、大根が枯死してしまった。畦の中下段まで雨水が上がり、砂地でも地下への浸透が見られず3日間も滞水してしまったところでは、水に長時間浸かったところから腐れる被害が発生した。約一か月後に収穫できるような小さな大根は呼吸量も多いので、このような腐れ現象が早く発生したようだ。

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今回の台風被害は大雨だけでなく強風による被害も受け、発芽したばかりの大根や本葉が3枚位までに成育した大根が物理的に茎が切断されたものや、土際に傷がついて立ち枯れになる障害が発生している。
立ち枯れの被害の軽いものは今後生長して収穫できるものもあるので、今後1週間ほど経過したのちに再度調査収穫の可否について判断できるものと推測している。

今回の視察結果を基に半旬毎の収穫量を予測したが12月中旬以降の収穫量がかなり少なくなり、12月末からの収穫予測量がゼロになってしまう見通しとなり非常に大きな被害を受けた。

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