産地レポート

2011年02月06日産地レポート(厦門)

現地レポート2011年 青首大根 厦門晋江基地

2月3‐4日に青首大根の晋江と獅子の基地を巡回しました。

1.晋江基地の今年の天候
昨年の12月末までは高温で経過したが、年末から一転して寒気団が南下して、1月は平均気温が10℃前後の気温が連日出現する過去に例を見ない低温が連日続く天気となりました。このような天気は三商が厦門で大根の栽培を始めてから経験がなく、48年前の1963以来の記録的低温です。平均気温が10℃以下になると、大根はその日が続いた分だけ生長が停滞します。2月に入ってから気温が上がりだし、春分を過ぎた2月6日は最高気温が厦門で24℃にもなりました。

2.1月播種の大根は低温に遭遇
1月は低温に遭遇して12月21‐23日に播種した老華の大根は、播種後既に45日も経過しているのに展開した葉が4.5枚で、この直径がまだ12cm、孫老板の12月30‐31日に播種した大根は35日でも本葉3.5枚で、展開葉の直径が10cmでした。品種は晩抽性の春詰まりを使用しています。
特に1月に入ってから播種したものは、発芽に10日以上も要していて、老華の1月14‐15日に播種したものは、播種後20日たっているが本葉が展開していない状態でした。

3.その他のステージの大根生育状況
1月の低温の影響で、特に1月に入ってから播種したものの生育が遅れていました。三商では一番低温に遭遇しても抽苔(茎が立ち花茎が出てくること)しにくい品種である春詰まりを使用しているので、大きな問題が出ないように期待しているところです。
今後平均気温が18℃を超えて20℃程度になるとキスジノミハムシの成虫の活動が活発になるので、この防除を基準通りに進めていただくようお願いしました。

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